スラッシャー
台湾・デジタル担当政務大臣のオードリー・タンさんが、未来の職業として、「スラッシャー」なるものを挙げていた。
〇〇/〇〇/〇〇〇/……
1つの業種に捉われず、複数の職業、複数の業種と関わって仕事をすること。
オードリー・タンさんが、薬局のマスク在庫地図アプリを早々に作ったことは有名な話。
それも、1つの業種だけではできなかった、と。
医療、政府、ITが互いに関わったからこそできたものだ、と。
スラッシャーって、自分が複数の顔を持つこともそうだし、他の業種と関わって仕事をすることもそう。
そうだな。別にプロレスラーが能楽やったって、パティシエが曲作ったって、イタリアンシェフが着物の着付けしたっていいんだ。
そして、一見関係ないように見えても、何処かで繋がっている。
さて、それを自分に置き換えてみたとき、果たして自分には何が出来るんだろう。
考えてみると、仕事に於ける異業種との関わりって殆ど無い。それに、今の仕事以外にできることが、自分自身にも無い。
でも、今の仕事があること自体、有難いことであって。
病院という閉鎖的な空間から逃げ出したくなる瞬間がある。それが贅沢な悩みだとも思う。
ネガティブな思考はいけない。
ひとつ、自分にスラッシュを付けられるように、そして、深く理解し合える相手を少数でも増やしていくことで、またひとつ、スラッシュを増やそう。