妄想の果てに
何があるかなんて
私ゃ知らない
見たこともない〜
妄想も突き詰めれば現実への足掛かりになるのだ。
スーモ姉さんは教えてくれた。
妄想を自然に軌道修正し、姉さんの質問は続く。
おうちの間取りや設備で、こだわりはありますか?
んー…キッチンが独立してないやつ、キッチンカウンターがあって、リビングがあって、そこで対面で会話しながら呑みたいですねぇ。(1人ですけど)
スーモ姉さんはわたしを饒舌にさせる。
1人で寂しくないように、近くに商店街があるといいなあ、自然もある方がいい、駅に近いに越したことはない…
結果として、今そんなところに住んでいる。
ローンが75歳まで続くと思うとたまに吐きそうになるけれど、それ以上に幸せな生活を送らせてもらっている。この先どうなるなんて、どうせ誰にも分からないんだし。